4mini
2013.09.26
2013年の仕様は、
メインジェットを直前に変更し、
終わってみれば、ちょっと薄い。
点火系の変更のおかげで2012年よりも良いけれど、
これ以上は、ちょっと無理・・・という状況です。
調子を崩さずに燃料を薄く出来ない理由は、
エンジンの燃焼室が高圧縮にするために平べったいアーチ型の形状になっているのと、
キャブレター+改造した小径ポートゆえの燃料の偏り・・・などが考えられますが、
圧縮比やポートのほうは、根本的にヘッドそのものの仕様を変えないとテストできません。
そこで、
かねてから、燃費が良いといわれているMJNをテストしたい!
ということで・・・
でも、キャブ本体を変えてしまっては、
流れる空気の条件が異なるので、イマイチはっきりと比較が出来ない。
そこで、
現状のPD22キャブに、無理やりMJNを組んで・・・といろいろ調べたら、
なんとか出来そうなので、テストしてみることにしました。
今年、フロートチャンバのねじがダメになってしまったPD22キャブを加工して、
CRmini用のノズルを無理やり取り付け・・・
ピストンバルブ側には、こちらもバルブを加工して、
TM-MJN用のニードルを無理やり取り付けします。
やはり、芯がずれますので、ノズルとニードルが少し干渉して、
レースで長く使えるような仕様ではないですが、
とりあえず、燃料の粒度のテストは出来ます。 (^^)v
結果は、
青:PD22-改MJN 赤:STD です。
PD22-改MJNのセッティングは、燃費をよくする為のテストですので、 より薄くしています。
空燃比が薄いので、薄いところは出力的に落ちますが、
このグラフで、はっきり良いと言えるところは、「乱れない」ところです。
空燃比の良い赤のノーマルPD22に対して、
より薄くセッティングした改MJN仕様は、
出力的には(エンジンの仕様もあって)薄い影響で山谷が出来ますが、
スムージングしないグラフでもギザギザになりにくい→滑らかに回ります。
「粒度が小さくなって、キレイに混ざって燃えやすいのであろう」
と、いうことがよくわかりますね。
(^^)b
同じ空燃比なら、MJNのほうが燃焼に有利。
→ うまく使えば燃費も上。 ということがよくわかります。
近代のインジェクションは、
モデルチェンジ毎に小さな粒子の燃料を噴射できるように改善されていますが、
その理由も、今までのインジェクション化の理由 も これでよくわかりますね。(^^)
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