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制作日誌

4mini

XR100M DE耐!エンジンいじり記3

2009.12.29


自作エアクリーナーボックスのテストで、

少なくとも自然吸気では、

ボックスとエレメントの容量を確保できれば、それほどパワーダウンしないであろうこと、

うまくすれば、特性に多少の変化はつけられそうなことは勉強になりました。

 

エンジンのパワーは、この時点で10PSほどです。

 

つぎの目標は、

DE耐!に参加されたお客様からのコメントで、

「DE耐!では、速いマシンの方が面白い」ということ、

また115cc仕様のデーターから、

11PSぐらいあれば(普通に上手に乗れれば)もてぎで3分きれそうな感じなので、

11PSを目指すことにしました。

 

予算も、あまり使いたくないので、

とりあえず、今あるノーマルヘッドで、

圧縮比を可能な限り上げることにしました。

 

面研仕様の圧縮アップはすでに行い、もう限界が見えていますので、

ピストンを、交換しての対応です。

 

使用したピストンは、キタコウルトラSE100用です。

 

P1000059.JPG

(この画像は、後のヘッド交換時にバルブリセスを加工したときのモノです。同じピストンです。)

 

 盛り上がった形状のピストンは、

そのままではノーマルヘッドにはぶつかってしまいます。

現物あわせで燃焼室側のピストンとの干渉部分を削り、

容積を量りながら燃焼室を広げていきました。

 

バルブとピストンは、バルブリセスがビッグバルブ用の大きさで、

大きく逃げているので、ノーマルのバルブとは干渉しませんでした。 

 

そして出来上がったのが、↓

P1000292.JPG(画像は、ヘッド交換後で使用を終了した後のものです。汚くてすみません。) 

ベルトサンダーやリューターで加工した燃焼室は、こんなのでした。

 

加工は、手作業の現物あわせで、きれいではないです(^^;)

 

圧縮比は、もう少し下げたかったのですが、

結局、スキッシュエリアをできれば残したかったので、

圧縮比で14.2ほどまで削って、妥協しました。

「まあ、ノーマルヘッドなら、それほど沢山吸わないだろうし、

実圧縮比は、それほどでもないだろう。」と・・・。

 

また、実際に組みつけてみると、盛り上がったピストンは、

上死点でプラグに近くなりすぎて干渉してしまいました。

(カスタム仕様は、やっぱりいろいろ問題がでるんですね。)

プラグをいろいろ探してみたところ、

斜め電極の DENSO IUF27A がありました。

 これを取り付けたところ、なんとか干渉は避けられました。

 

そして、できあがった高圧縮仕様の結果は、

  

 

KITACO PISTON.JPG

11PS達成しました。

圧縮をかなりあげたので、

変更前よりばっちり全域で上がっています。

(今思うと、圧縮比があがった数値ほどパワーが上がってないような気が・・・。) 

 

とりあえず、目標馬力は出たので、

次の問題は、エアクリーナーボックスとなりました。

容量ならノーマルのボックスですが・・・

この時のマフラーでは残念ながらそれができませんでした。

 

でも、

 

どうしてもエアボックス仕様にこだわりたい!

 

と、いうことで、

新たな部品を投入していきす。 


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