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制作日誌

4mini

XR100M DE耐!エンジンいじり記8

2010.01.30


ビッグバルブヘッド、投入しました。

ヘッドは、単体で一番安く、今まで使用しているカムシャフトをそのまま使える、

武川スーパーヘッドST-1です。

燃焼室は、キタコのピストンとあたってしまうので、

ノーマルヘッドの時と同様に、干渉部を削りました。

圧縮比は、12〜13の間で調整できるようになりました。

 

スーパーヘッドは、キャブレターの取り付け部の形状が斜めになっていて、

ノーマルのPD22用キャブジョイントが使えません。

NSF100用も試してみましたが・・・キャブがフレームに干渉してしまいました。

そこで、PE24用のインシュレーターに接続するアダプターを製作して、

取り付けました。

s_P1000329.jpg 

基本的にビッグバルブのみの変更です。

パワーチェックしてみると・・・。

  s_st1head~1.jpg 

スーパーヘッド交換後=青 です。

ほかの部品は、基本的に変えていない(キャブの接続は変えましたが。)ので、

バルブポートやバルブサイズの影響ということになりますね。

 

ちょっとだけパワーアップしましたが・・・谷ができました。

引っ張ってシフトアップすれば、谷には引っかかりませんが、

燃費走行(回転を落として走る)だと、

シフトアップして回転が落ちたところでは今ひとつです。

上が伸びる仕様ではないので、

ちょっとぐらいのパワーアップだと、トータルだと走らない感じですね。

ちなみに直キャブ仕様は、

s_spheadfunnel.jpg

 スーパーヘッドの直キャブ仕様=赤 です。

上は伸びますね〜。さすが!ビッグバルブ!

スポンジフィルターでもつけて走ればまわして楽しいエンジンですね。

でも中回転のトルクはそのままです。

回転を落として燃費を重視してできるだけ速く・・・とはちょっと違いますね。

 

ノーマルヘッドのときと同じように、

吸入の仕様を変えたので、コネクティングチューブの相性を疑い、

今度は、武川のPE28用の太いコネクティングチューブを使用してみました。

すると、

s_st1headpeduct~1.jpg 

 コネクティングチューブ交換後=赤 です。

谷がだいぶ改善されました。

ちょっとだけですが、ピークもあがりました。

ST-1カム+ノーマルエアボックスでは、こんなものなのかもしれません。

もうすこし、トルクが下振り(低回転に寄っている)だと、理想的なのですが、

とりあえず、2009年仕様は基本これでOK。

 

2009 DE耐!には、これをベースに微調整して参加しました。

シャーシダイナモは、セッティングにも仕様の確認にも本当に便利ですね。

(予想を外したときは、がっかりですが・・・得るものはあります。)

パワーチェック、ぜひご利用ください。


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