CBR250R
2014.09.30
カートリッジエミュレーター。
過去にZZR1100C/Dに取り付けしていたころは、
よく「しなやかになった」などのうれしいお声をいただいておりました。
自分のバイクに取り付けをすると、その声の意味が本当によくわかりますね。
街中を走行してみると、細かいギャップを通過する時の感じ、
フロントタイヤを通して路面から伝わってくる感じがしなやかになりました。
(ただ物事には必ず表裏があって、
悪く言うと、今までバタバタとはっきりしていたインフォメーションが吸収されて、
路面からのインフォメーションがボヤけてしまった。と、なります。)
コースでの印象です。
基本、今までは15番のオイルでも(特に夏は)フワフワしている感じがありましたが、
変更後は10番のオイルでも、だいぶ動きは落ち着きました。
具体的には・・・
ターンへの進入~向き変え
=カットインからブレーキング~向き変え~フロントブレーキを離すというところまでは、
動きに若干抵抗感が増え、
ブレーキで落ち着かせるもちょっとフワフワしすぎていたフロント回りが、
以前より落ち着いた感じになりました。
また、このブレーキを離すまでの過程で、途中でちょっとブレーキを強めるような修正をした際に、
予想よりもフロントがポンと勢いよく入って(沈んで)しまうような感じが無くなりました。
しかし、フロントブレーキをかけながらのターンへの進入が良くなった反面、
フロントにほんの少しだけ荷重を移すような時、
たとえば、一定速度からアクセルをチョットだけ戻して向きを変えようというときに、
フロントに荷重が移りにくい=沈みにくい感じ を若干ですが感じます。
ただこれは、中途半端な進入を組み立てないこと
=アクセル操作からの寝かすタイミングや量やライン、ボディーアクションを入れることなどで、ある程度対応できるというレベルです。
立ち上がり。
変更前に明らかに症状が感じられていた、
定常円旋回(イン側半径5Rぐらい?実走7~8R?)から2速アクセル全開での立ち上がるときに、
フワフワとフロントが落ちつかない症状が、だいぶ少なくなりました。
これは、変更によってダンパーが強くなったことの他、
エミュレーターの浮きに対してフォークスプリングにプリロードを10mmほどに増やした分、姿勢を調整するために突き出しを増やしたことで、
加速の時(フロント伸びきり時)の姿勢が前下がりになったことも影響していると思います。
今回、RaceTechのエミュレーターと、
伸び側のオリフィス数を減らしてダンピングを強めたことも伴って、
10番のオイルを使用してもコースで感じていた不安な動きはだいぶ改善に向かいました。
ただ文中にあるように、サスの調整は、やはり多かれ少なかれ状況によって一長一短あります。
変更は100%良いことばかりでなく、
状況によってはネガティブな側面も若干は発生し感じることがあります。
これは今後、感じ方の慣れや走り方や走りの組み立てを調整するという
操作面で対応していき、もし使用していく過程で、
ポジティブ<ネガティブ
になるようでしたら、また変更を企てたいと思います。
公道の峠道などは、まだキチンと走っていませんので走る機会がありましたら、
またレポートしたいと思います。
テストしたSRTT平日クラブの終了時、
入道雲が夕日に当たってとってもキレイでした~。(^^)v
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